沿革

概要

　弊社は科学技術研究機構（JST)の新規事業志向型研究開発成果展開事業（プレベンチャー事業）において平成12年度より開始した研究課題「幹細胞操作技術」の研究開発チーム（リーダー東北大学加齢医学研究所教授帯刀益夫、サブリーダー鈴木義久）の研究成果を事業化することを、さらに不死化遺伝子（SV40tsA58 ラージT抗原遺伝子）を導入したマウスやラット、及びこれらの動物より得られた機能性細胞株を提供し、医療技術開発の発展に貢献することを目的に平成15年2月に設立された大学発ベンチャー企業です。

1991年8月

帯刀益夫、古澤　満及び鈴木　操　が共同で完成した発明、発明の名称：不死化細胞株の樹立法とその細胞株（1999年10月特許登録、　特許番号2988753）

2000年8月

JSTのプレベンチャー事業における研究開発課題「幹細胞操作技術」の研究開発を開始する

2003年2月

株式会社ファクトを資本金1100万円をもって設立。資本金は当該研究チームのメンバー及び不死化細胞株樹立の技術開発に携わった国内研究者らが出資。　社名のファクトは、「FunctinallyActive Cell Technology」の夫々の単語の頭文字に由来し、FACTと命名する。

2003年3月

株式会社ファクトの設立をJSTによって新聞発表（朝日新聞、日刊工業新聞、日経産業新聞）　

2003年7月

プレベンチャー事業における研究開発課題の研究開発を終了する

2003年9月～2009年3月

東北大学加齢医学研究所　分子発生研究分野と細胞株の利用技術を共同研究

2005年2月

不死化細胞株に関する特許権利の一部が株式会社ファクトに移転され、JSTと共有する

2005年12月

株式会社ワイエス研究所（現在の名称　株式会社特殊免疫研究所）とSV40T抗原遺伝子導入マウス及びラットの繁殖維持・管理の委受託契約を締結

2009年4月～

同研究所　プロジェクト研究推進分野と細胞株の利用技術を共同研究

2015年12月

SV40T抗原遺伝子導入マウス及びラットの繁殖・維持を株式会社特殊免疫研究所から公益財団法人実験動物中央研究所に移管

2019年6月

仙台市青葉区南吉成6丁目から同区小松島2丁目に本店を移転