株式会社ファクトは、不死化遺伝子を導入したマウスやラットを希望する研究者や研究機関に提供しながら、弊社自らもこれらの動物を利用し、医療技術開発に有用な細胞株を開発しながら、臓器・組織の再構築にチャレンジしております。

同じ遺伝的背景をもつ細胞株の応用と有用性

• 弊社技術の大きな特長は、生体機能を保持したまま各種の臓器・組織から効果的に細胞株を取得できることにあります。当該技術では、「温度感受性突然変異SV40tsA58のラージT（SV40tsA58ラージT）抗原遺伝子がマウス及びラット個体に導入」されており、温度を制御するだけでどの組織からでも幹細胞や前駆細胞のみならず、機能的に分化した細胞を取出せます。また細胞の機能を保持したまま、継代回数を重ねることが可能なため、非常に広範な応用の可能性があります。
  医療技術の発展のみならず、製薬を中心とした産業にも大いに役に立つ可能性を持っていると考えます。
• 当該技術を臓器・組織の再構築に応用することによって、実際の生体内に即した機能障害に関する疾患の診断や治療法の、更に医薬品開発等の有用性や安全性に関する評価系の開発を高精度で実現可能にするものと考えます。また、現実味を帯びたものとしての組織再生における細胞移植方法や遺伝子治療の開発における問題点の洗い出しを容易するものと期待しているところです。
  独創的な技術開発を行い、居心地のよい安らぎのある社会になるよう手助けしてまいります。